TLを見ているとバイラルメディア乱立状態についての懸念が色々な場所で飛び交っていますね。

特にCyberAgent運営のバイラルメディア「Spotlight」がアルファルファモザイクのコンテンツを丸パクリした事で一部の方々がプッツン来てますね。僕も個人的にはプッツン派です。

僕はCAの藤田さんの経営者としてのスタンスは大好きなのですが、社員の方々、特に今回の話題の中心になってる運営者の彼には何の魅力も感じません。

さっそく炎上中の彼のNaverまとめを見ましたが、見た時間を返してほしいくらいのレベルの方だという事は分かりました。藤田さんが居なくなったらどうするんでしょうね、といつも思っています。

その点先月末、残念ながら亡くなられた未来工業の山田さんは、あれだけやってきて、信念を貫き通して来たのですから、その情熱は本人が御隠れになっても続いていくと思っています。さて、少し話がブレましたがこのバイラルメディア問題、結論から先に言うと個人的な見解では「どうでもいい」と思っています。

まず、Spotlightを筆頭としたアッチ系のバイラルメディアは、そもそも我々(自分以外の他誰か知りませんがww)が求めるターゲットとは 違うと思っているからです。

何にしてもそう、人々が必要だと思うものは残り続け、必要無いと思ったものは廃れていくと考えています。

なので「邪魔だ! ウザい!! バイラルメディア消えろ!!」という声はごもっともですし、「いや、何言ってんの? バイラルメディアだって運営するの大変だ し、そもそも僕らが本当に良いコンテンツを掘り返してるんだよ? 何でそんな事言うの?」という声が出るのも分かります。

ですがまぁ僕は個人的には前者側 の人間なので「お前のサイトなんか知らないよ、やりたきゃ勝手にやれ」です。そこであなたの言ってる事がガチだったら、皆が認める、素晴らしいと喝さいを浴びるバイラルメディアになるんだから良いじゃないですか?

僕自身も某キュレーションメディアMさんにパクられまくりで中身のないスカスカのコンテンツで金稼ぎしよう、そしてキュレーションメディアの意味も解ってない素人にキュレーションさせて地域の復活に貢献しようみたいな、隣に居たらゲロ吐いてぶっ倒れるレベルの幼稚な考え方は許せないのでTwitter等でたまに荒れています。

でもこの今の皆さんを含む「荒れ」は一時的なもので、最終的にはバイラルメディアだろうがキュレーションメディアだろうがオウンドメディアだろうが、はたまたアフィリサイトだろうがアプリだろうが、必要とされている物が生き残るはずです。

だから結論が「どうでもいい」になりました。

だって今やAppbankなんかを見ててもそうですが、"マックスむらい"ってだけで「ただのオッサンの写真」がネット上で売れるんですよ? だから、何が起きてもおかしくないと思います。

ちなみに何故マックスむらいの写真が売れるんだろうと思ってその仕組みを知りたくて色々調べたり聞いたりした話では、「子供が欲しがる」という心理が働く事が大きいそうです、それを聞くと納得できました。

逆にうざいうざいと思っても、乱立するバイラルメディアの中でも良質なものが存在するとも思っています。例えば僕だったらハードロック・ヘヴィメタルが大好きなので、80年代ハードロックの貴重なライヴ映像ばっかりをまとめたバイラルメディアは好きになるかもしれません。

もしそこでヘッドフォンの広告が貼られていて、僕自身のヘッドフォン(オーテク)がボロボロで、そろそろ買い換えたいな、と思った時に、いつもこのサイトにお世話になってるし、これからもがんばってほしいからココ経由で買っちゃおうという心理が働くと思います。

そういう意味でバイラル・キュレーションメディアは無し、とは思ってません。邪魔だな、うざい、クリエイターとしてコンテンツを作るというモノづくり大国日本の信念は無いのか? とは思ってますが。

だから今はまだ発展途上のこの段階ではどれだけ議論を重ねても、どっちかに分かれるしか無いと考えています。要るか要らないか、それは我々ユーザーが判断する事なので、時間の経過と共に本当に我々が認めるバイラルメディアが本物のバイラルメディアなんでしょうね。

だからサイト自体も殺風景で何のサイエンスもされて無い、CAの看板を背負ってるだけで運営者の情熱も意味不明な方向へ向いてるspotlightは邪魔だし、消えて欲しい。

でももし無くならないのであれば、それはどれだけ自分や自分の周りが、邪魔だ! うざい! と叫ぼうがどっかの誰かさんには必要とされてるからなんだな、と思います。

まぁその上でGoogle様の制裁が来る日もやってくるかもしれませんし、それこそSEOの為に! とか言われていたディレクトリ系なんて今死んでるじゃないですか、そういう事だと思います。

時流の流れについていけなければ、バイラルだろうがキュレーションだろうがオウンドだろうが、WEBメディアは廃れ、生き残るのが本物ではないのでしょうか。

それにはやっぱり運営者の情熱が一番大切なのかな、と思います。

だから僕は今表向き恋愛メディアをやっていますが、どこの競合も真似しない斜め上な事をして、差別化して、ユーザーが「何かよくわからんけど面白い」と思ってもらう事を目指しています。

バイラルメディアが死のうが生きようが、ほんとどうでもいいです。数年後も生きてるバイラルメディアは、本当に情熱持った、皆から必要とされる良いメディアなんだろうなと思います。