ここはインハウスでメディア運用をしている僕が、メディアには書けない個人的な考えを整理してアウトプットする場所なんで、書きたい事を書いていこうと思います、ブログですし、法に触れる事は考えてませんしw

数年後見て間違ってたら、間違ってたで自分自身の勉強になって良いですし。さて、タイトルの通りですが、なんか残念な人って居ますよね。今日は、
  • 夢の放火魔
  • 時間概念崩壊君
という謎のネーミングで行きたいと思います。2話の連載モノという形式、今回は前編という事で、「夢の放火魔」のお話をしたいと思います。

1. 夢の放火魔

最近の同世代、いや、自分がその世代としか邂逅していないだけで他にも、もっと沢山居ると思っています。有象無象とか言うんですかね。

直近であったのが、僕のプライベートなSNSで連絡を取ってきた人。

僕は単純にありふれた近況を書いて、いちメディア運用者としてもっと頑張るぞーみたいな感じで、楽しんでいただけなのですが、いきなりダイレクトにメッセージが飛んできて「WEB関連の事で聴きたい事があります」と言ってきた。

もちろん知り合いですが。もうこの時点で僕は嫌な予感しかしないんです が、まぁなんか家の前まで来てくれるのと、飯おごってくれるというので、まぁそれなら……、とご馳走になったのですが。

端的に言うと、何のスキルも無いのにWEBの分野で成功したい(起業家になりたい)、しかも海外で。という1回病院行った方が良いんじゃないですかと言いたくなるくらい意味不明な話でした。

資本は? 人材は? ビジネスモデルは? 事業計画書は? 税金うんぬんetc......。もちろんありません。

全裸で「俺は成功する」とプラカード持って立ってるくらい謎です。残念すぎますよね。

まあ個人的には夢を見るのはお金もかからないので勝手ですが、何で雇用契約も交わしてないのにもう僕がそのメンバーに組み込まれちゃってるのかとか突っ込みどころ満載で、正直困りました。

そもそも君、法人化してるんですかとか、それすら話の前置きにも無いので言いたい事は沢山ありましたが、まぁこちらは食客の身なので、何とか真人間に戻して あげたくてアドバイスするんですが、全く響かない。

じゃあ何の為に呼んだのよ。こっちはご馳走になってるから良いけどさw って話です。

その後もこちらのスケジュールはおかまいなしで彼の暴走は何度か続きましたが、3~4度目でしたか、遂に呼び出し先が肉問題真っ最中のマクドナルドになった時点で「もうちゃんと話してあげよう……。何か可哀想になってきた」となりました。

その時も彼は僕にコーヒーを奢り(絶対に肉食べたくなかったのでw)、後で見たら全席禁煙で(意外と言われるんですが僕タバコ吸います)卒倒しそうになりましたが、ぐっと堪えて彼の謎のアメリカンドリームを聴く事にしました。

彼はいけしゃあしゃあとMacのノートを広げ早速話に入るぞみたいなやる気ある姿勢でした。

そ こでMac版のEXCELに当たるのでしょうか、僕はMacに疎いのでソフト名まで分からなかったのですがそのEXCELであろうファイルの中身をサッと (0.2秒くらい)見て、その謎の年間事業計画書にストップをかけました。「……これはもう、友人としてですが」と言いながら。

僕は基本 的にコンサルとかのお話は仕事柄年に何回かはいただきますが、九割お断りさせていただいています。既にアフィリやなんややってる人がちょこっとサイト見て 欲しいくらいなら、ギブ&テイクではありませんが、情報交換にもなるな、と思うのでお茶くらいはしますが、何でコンサルとかしないのかと言うと、まず永江さんが凄すぎると思っている事と、変に首を突っ込んで自分がコツコツ積み上げてきた実績を崩壊させられるのが嫌だからです。

大体WEBでやりたいと言ってる、しかも海外で(本人英語喋れません)という意味不明な状態なのに永江さんのブログすら知らないんです。リテラシー低すぎるでしょう。これはもうゆとり教育の弊害かなと諦めています。

なので自分の目先の私欲の為に人を勝手に操りコンサルみたいな位置づけにされる。これ完全に「夢の放火魔」だと思った次第です。

「報酬は成果報酬で成果から折半がShinnojiさんにも一番良いと思うのですがくぁwせdrftgyふじこlp」とかもう後半聞いてなかったのですが、何故成果が上がるのか根拠も無いのにそんな事言うんですかね、もう半分詐欺じゃないですか?

このような僕みたいな弱小WEBメディアの運用者ですら、目も当てられない思考力なわけで、目先の私欲と言いましたが、その謎の事業計画書に書いてある通り、何を根拠に書いたのか知りませんが数ヶ月後に収益が発生するなんていう目先にも、もちろんお金(収益)なんかありません。

馬鹿に自分の資産を削って大失敗するだけです

なので率直に言いました。
「良いですよ、では1回だけ、僕も本当に数度しかやった事無いですが、コンサル的な事をしましょう。ですがそうなったらビジネスです。友人ではありません。今、僕に授業料(そんなたいした額を友人から抜くつもりは毛頭無い)をくれたら、本当に君を思っての事を言います。もちろん決めるのもあなた次第。その謎の計画書通り行くならそれに沿うように何とか自分の持ちうる知識でアドバイスします」と。

ここで彼に(僅かですが)人間性が残っていたのが幸いでした。
結局前者を選んでくれたので、ちゃんとお話する事が出来ました。ですがここからが大変でした、僕が言いたかったのはただ一言だけです。

「まず日本で安定した収益を生むビジネスモデルを作って、結果を出してからその収益を投資して海外でもどこへでも行け」です。

日本で戦えないヤツが言語の通じない海外で戦えるワケないだろ、という無茶苦茶一般論を言いました。竹槍持って戦車と戦うつもりですか? と。

これを伝えるだけでタバコの吸えないマックで2時間半がんじがらめにされました。夢を見て燃え上がるのは勝手ですし、情熱を持ってビジョンに向かって突き進む、その姿勢を悪いとは言いませんが、こっちにまで飛び火しないでよ! という話です。

この話、さすがに僕もストレスが溜まり、ある程度一緒にお仕事をさせていただいた事のある、信用できるエンジニアの方(僕より年はかなり上です)に、お話しました。そしたらその方が「1回連れておいでよ」と言ったので、彼に「僕よりケタ違いの思考力の方が居るからお話を聞いてみればいかがですか」と低姿勢で セッティングしてあげました。

そのエンジニアさんの協力もあって、ようやく彼は身の丈を知り、まずはWEBの分野をもっと勉強してからにします。となりました、いや僕の話を聞いてる時点で最初からなれよと思いましたがw そこはカリスマの差でしょう。僕の力量不足です。

僕は夢を抱くのは男として良いと思います。成功者に言えるのは圧倒的な行動力だと思っています。ですが、その理念を持ったとしてもただ闇雲に走ったら成功するのかと言うとそんなんで成功したら全員億万長者だろ、という話です。

夢を見るのはお金はかかりません。いくらでも大志を抱けば良いと思いますが、大義名分も無いのに天下の諸侯が号令一下何であなたの元に続々と豪傑が集うんですか。って話です。

そして逆に言うと応援するのもお金がかからないので自由です。今回、彼はちょっとしたお小遣いで、莫大に投資するはずだった謎の投資金を損切り出来たんです。

でも彼はそれにすら気づきません。そのような場を設け、真意を説いても「ご教示いただいて、ありがとうございました」の一言も未だ返ってきません。

もしそれで彼が成功者になれたら、僕は日本から飛び立とうと思いますww

今日はそんな「夢の放火魔」のお話でした。気づかないだけで、皆さんの周りにも腐るほど居ると思います。もちろんこのブログを読んでいただいている数少ない方は、既に分かってらっしゃる方が大半だと信じているのですが、放火魔は罪の意識がないのでタチが悪いです。

ほんと、残念な人は、残念だと思ってないのが残念です。というお話でした。