今日も会社で社長と部長に「しんのじ、盆休み挟んだだけでまた痩せてないか」と言われました175cm/42kgのShinnojiです。

実際安い体脂肪計ならピーッとエラーが出ます。知ってますか? メタボとか皆なんだかんだ言ってますが、脂肪って無くなったら死ぬんですよ(泣)ダイエットの対極からお送りいたします。

今日のタイトルは僕が過去に18歳から6年務めた知る人は知る大阪の某有名ブラック企業で身に付けた一つの考え方をアウトプットしたいなと思っています。

先にブラック企業と言いましたが、IT関連の企業なのでやっている事は、今話題のワタミや(ワタミで予測変換が「過労死」で洒落にならないと思ったw)この間国家的にブラック企業と認められたすき家等とは違います。

先にぶっちゃけて言うと今はもう違いますが、当時は出会い系を運営する会社でした。WEBデザイナーになりたかった僕は、求人の募集要項を読んで(もちろん出会いになんて一切触れてない)、何の疑いも無く面接へ行きました。

面接の時は「ちょっとアダルトな要素も扱うけど良いかな?」程度の事しか教えられず、 アダルトであろうが何であろうが男だし若い内からWEBデザインの腕を磨けるなら、と「全然大丈夫です」と言って、すぐに受かりました。

大阪のまぁまぁ良い所にあるビルの3Fが、僕が初めてWEBに触れる仕事場になりました。

当時オフィスには30名くらいの人が居て、新人として紹介された後、僕はモバイル(当時はガラケー、au/softbank/docomo)系のサイト制作グループに配属されました。(この時の直上の管理職の上司はその後、この企業の代表取締役社長になりました)

さ てそこでいきなり作ってくれと言われたのがモバイルの出会い系サイトでした「あらやだそういう事だったのね」と、当時は18歳で何の社会知識も持ってなかった為、言われるがままにサイトを作りました。

ですが分かる人には分かると思いますが、当時のガラケーサイトにデザインもクソもありません。CSSすらろくに使えないので、今もしあったら噴き出して笑うくらい古臭いHTMLのサイトを作りました。

そして、当時は意味も分かりませんでした が、今振り返ると、会社自体が一種の組織ごとの競争性を特化されていました。つまりA班~E班くらいまであって、それぞれ個人の成績(出会い系のユーザー の入会数)と、そのユーザーからの売り上げ次第で、基本給にインセンティブが着いたり着かなかったり、だったと記憶しています。

そこで僕は初めて壁にぶち当たりました。先に挙げたように、会社はグループに分かれての競争制です。仮に僕が所属していたのがE班だったとして、E班全体の成績(ユーザーの獲得数と売上)が悪ければ、前述の直上の上司がサクラ担当の上司からボロカスに叩かれます。

そこで僕が見事に足を引っ張りました。ユーザーはいくらか入会させる事は出来たのですが、全く売り上がらなかったんです、もうほんと見事に自分の毎月の基本給分すら売り上げられませんでした。

E班の成績は一番下になってしまいました。18歳でも上司が罵倒されているのを見ると流石に「自分のせいだ……」と罪悪感を感じました。

唯一の救いだったのは、後に社長になられたその上司が、すごく僕を可愛がってくれて、どれだけ罵られても、僕にそのまま「お前のせいや! 死ぬ気でやれや!」と怒られた感情をぶつけてくるタイプの人では無かった事です。「何とか一緒に売り上げれるようにがんばろな」と、いつも励ましてくれました。

で もE班という組織自体の足を引っ張り続けていたのは事実です。
ここで覚えたというか、勝手に体得したのが根性です。

僕は成績の良い先輩の隣の席に、日毎に たらい回しにされました。もちろんプライドも丸潰れですし、上司も反対してくれたのですが、売上成績が毎月ワーストだったので、反論も出来ませんでした。

普通の神経ならここで会社を辞めると思います。

今のゆとり世代の新卒の子なんかは、休憩時間中に飛ぶんじゃないでしょうか(実際に飛んだ人が居ましたww)掃除の時間が15分くらいあるのですが、トイ レ掃除がたまに担当で回ってきました、念入りに掃除していると、先輩(コイツは最低でした、豚以下)が「綺麗に拭いた?」と言ってきたので、「はい、拭きました」と言うと、

「じゃ、その便器舐めれる?」と意味不明な珍言をほざいていました。

今でもどっかで言ってるんじゃないでしょうかw
もういつ辞めてもおかしくない状況でしたが、僕は上記のような扱いを毎日受けても辞めませんでした。今考えると「辞めるのは簡単だけど、何も得ないまま辞 たくない」というのと、「優秀なリーダーに恵まれているのに、何故辞めなければならないのか、自分が結果を出していないからじゃないのか」というただそれ だけの理由でした。

そして席をたらい回しにされていたある日、遂に光明が射しました。
たまたまそのたらい回しの件で隣になった先輩に、何とか僕も結果を出そうと今手持ちのモバイルサイト(3~4つくらい)を見せると「えっ? お前こんなサイト作れるのに売上最低なの? おかしいよ」と言って、懇切丁寧にアドバイスしてくれたのです。

その人は当時ここで働きながらアフィリエイターをしていて(当時のアフィリエイターなのでもう今の時代のアフィリエイターとはちょっと違いますが)、今は世界中飛び回っててプライベートのFBで交友があるのですが、日本国内に居るのかすら分かりませんww

その人がくれたアドバイスは、至極単純な事でした。
「こ ういうAサイトの属性で引っかからないユーザーは、Bの属性のサイトへ相互リンクして流してあげれば良い」とか、「こういう属性のサイトで入会させる場合、こういう素材(失礼、エロ画像ですw)の方が訴求が高いんだよ」とか、サクラの担当の中でこれまた唯一僕を応援してくれていた上司を呼んで、3人で 「ああ、ここはこういう文言にした方が絶対良いよ、入ってきた後に課金まで持って行きやすい」とか、

今でこそユーザービリティであるとかSEOであるとか、そんなものがまだ無かった時代です。今となっては全部当たり前の事ですが、そういう競争社会で生き残る術を、沢山教えていただきました。ブラック企業でしたが、当時は辞めなくて良かったと心底思っていました。

そこからアドバイスを受けただけで自分自身でも水のようにアイデアが沸き上がり、僕はぽんぽんと売上を挙げるようになっていき、半年後にはE班は1位になっていました。

売上の3分の1は僕の入会させたユーザーによるものが大半を占めていました。(さっきのトイレの豚野郎は、手のひらをひっくり返して僕の事を「さん付け」で呼ぶようになりました、逝ってヨシw)

先のアドバイスをくれた先輩はぜんぜん違う班にも関わらず、僕をひと目見ただけで、自分では持ってるのに気づきもしない戦闘力を最大限に引き出す為に、ただ僕の事を想ってアドバイスしてくれたのです。

そしてどれだけボロカスに言われても上司は僕を守り続けてくれたのです。この恩に報いず、WEBの世界で生き ていけるわけねーだろ、と20歳になる前に既に言葉では言い表せない大切な生き残る術をもらいました。

もちろんたらい回しの時点で諦めていれば、今の自分は絶対に無いと思っています。その上司と先輩は今も連絡すればすぐに会ってくれます。今はもう別会社ですが、それでも人生を変えてもらった恩は今も忘れることはありません。この繋がり、出会いは一生大切にしたいと思っています。

でも、ブラック企業は良くないです。長い目で見ると、絶対就職しない方が良いです。

しかし、体育会系の企業でしか経験できない事もある、という風に僕は考えています。結局、自分がやるかやらないか、それ次第だと思います。出来ない人、諦める人、は、たとえホワイティな企業に勤めても、自分の思うような結果は出せず、どんな作業をすれば良いのか、どうすればCTRが上がるのか、CVが上がる のか、それをサイエンスする頭が無いので、「案件が悪い」とか「サイトの作りが悪い」とか、挑戦もせず「失敗だった」とか、ネチネチと言い訳を繰り返すのだと思います。

そんな人、今の時代腐るほど居ますよね。

そんな人とは僕は一緒に仕事してもはっきり言って楽しくないです。ただ言われた事しか出来ない、自分の目標も達成できず、何故達成出来なかったかも考えず定時に帰る。

帰るのは良いですよ、労働基準法があるので、でも、そういう人はそのままなんです。

会社が大きくなり、僕もいつの間にか管理職になっていました。
20歳そこそこの小僧がオッサンに成績が悪いぞと詰めるのは大変でした、最初こそただ怒っているだけでしたが、ここでも「あ、怒るより一緒に彼の持つ問題点を考えてあげるべきだ、その方が自分の班の為にもなるし、彼にとっても良いじゃないか、年下に教わるのは尺かもしれないけど、結果が出たら絶対喜ぶでしょ」と、いう考え方を持てるようになりました。

でもその大変さも、経験したからこその今だと思っています。

今でも僕はブラック企業で働くのはおすすめしていません。でも、もし自分の会社がブラックだと思うなら、ブラックなりに自分の成長できるやり方を見つける事が大事だと思っています。「出来る人に聞いてもらう」「一緒に考えてくれる人を探す」こういった小さな努力の積み重ね で、ブラック企業に居たとしても、それが出来れば自分は苦痛を感じないはずです。

変なプライドを持って、聞けばすぐ解決するもんをもんもんと考えてる時間のほうが無駄だと気づかないのがブラックで使いまわされる人の典型だと思います。

そしてやった分だけ結果は必ず返ってきます。失敗でも良いです、経験値にして、また何がダメだったのかから再スタートをすれば良いだけだと思います。

普通の神経なら会社を辞めるのもアリだと思います。

僕ももう今は退職して、そこで培ったスキルで今飯を食べています。デザインをしろと言われればします。コーディングをしろと言われればします。売上を作れと 言われたら作るよう努力します。

目標を与えられたら、どうすれば今のリソースで達成できるか本気で考え抜きます。愚直なくらい貪欲です。ただ、言われたことだけやっても「よくやった」とは言われません。言われた事に自分にしか出来ない、考えない付加価値を付ける事を大事にしています。

でもちゃんと出来れば、評価として返ってきます。
それは人望だったり、信頼だったり、友情だったり、人脈だったり、色んな形があると思います。

目の前の与えられた業務だけやってれば良い。そんな時代はおそらくもう長く続きません。
そこで一念発起アフィリエイターになって自分で食っていく! と言ったって、足元見れば何も無いのは今なら人を見るだけで大体分かります。

誰にでもできる仕事は、あなたじゃなくても出来るんです。

自分にしか出来ない「何か」を探し、追求していくことが、これからのビジネスで求められるモノなのではないか、と今は思っています。なので明日からも「頑張る」だけです。でも、「頑張り方」が分かってるから「頑張れる」のです。

諦めたら試合終了です。安西先生、その通りです。
お前は剣の達人になるまで修行してから戦場に出るつもりか? そうじゃないだろ、だったら今あるモンで頑張るしかねーだろ。ベルセルクのガッツの言葉です、こんな感じだったと思います。

その通りだと僕も思います。