※今日はネタバレ含みますのでご注意。
おはこんにちは、浪速の恋愛ヘヴィメタラーShinnojiです。

本日はローソンに寄ると、我がバイブル「銀牙伝説赤目」が出ていたので速攻で購入しました( ´_ゝ`)
僕の年代では少し古い作品「銀牙 -流れ星銀-」から始まった、犬を描かせたらこの人しか居ないだろという漫画家、高橋よしひろ先生の銀牙伝説シリーズの最新作です。

元を辿ればもっと古い作品「白い戦士ヤマト」から始まるっちゃ始まるんですがアレは闘犬漫画なので銀牙伝説とはちょっと違います。あくまで銀牙伝説は「銀牙 -流れ星銀-」→「銀牙伝説WEED(ウィード)」→「銀牙伝説WEEDオリオン」→そしてこの「銀牙伝説赤目」となってまして、はい、一番続いた2番目の銀牙伝説WEEDだけで60巻、銀牙伝説WEEDオリオンで30巻あるので普通に僕の自宅の本棚の2割くらいは犬漫画が独占しております。一応、銀牙も銀牙伝説WEEDもアニメ化しています。

銀牙伝説好きは「犬生」と書いて「じんせい」と読みます

銀牙のストーリーをザックリ言うと、奥羽山脈で人間を脅かす隻眼の巨熊、赤カブトを倒す為、初代奥羽の総大将リキの号令の元、全国から漢を集めに行く壮大なストーリーです。ちなみにこれは確証があったか忘れましたが赤カブトの元ネタは三毛別羆事件だと聞いた事があります、違ったらすいません。
赤カブトは手負いで、眼を村田銃で撃たれ、銃弾が脳まで達して狂い、冬眠もせずケサガケどころではない尋常ではない大きさとなっています。

主人公は総大将リキの息子で、後の二代目奥羽の総大将、銀です。リキは元々熊犬であり、号令をかけた時は、以前赤カブトと戦い、竹田のじっ様(熊撃ち)を守る為、捨て身の技で谷底に堕ち、記憶を失っていた為、銀を息子だと気づいていないのです。この時のリキには赤カブトを倒す事しか頭に無い状態だったんですな。

そして後に闘将と呼ばれるベンという小隊長の元、銀も漢探しの旅に出るのです。
そこで色々な漢に会い、銀は熊犬の血をしっかりと受け継ぎながら成長していきます、甲斐の魔犬三兄弟(赤虎、中虎、黒虎)、霞岳の魔王モス伊賀忍犬赤目霧風陣内ベンの友テリー甲賀忍犬黒邪鬼(息子が後にWEEDに哲心として登場)、銀の盟友ジョン親友スミス土佐闘犬横綱武蔵山賊ビル薩摩の大将ベム陸奥の四天王(如月、葉月、水無月、卯月)、海坊主紅桜道北の魔王白狼......等など、銀牙だけでも挙げればキリがございません。彼らは後に通称、奥羽の戦士と呼ばれます。

銀牙伝説赤目は上記の「伊賀忍犬赤目」 のスピンオフ作品です。上記で上げた並々ならぬ戦士達の中でも特に忍犬として赤目の活躍は全作品中で群を抜いている為なのは銀牙伝説シリーズを読んでいた ら誰も疑わないでしょう。そんな「忍犬」がどうやって生まれたのか、はっきり言って銀牙伝説好きには堪らない内容になっとります。もちろんぺとらちゃんが 好きなベンに嫉妬して裏切り、勝手に谷底に落ちて銀牙伝説WEEDでも登場して、銀を殺す為だけの執念の鬼となったは良いものの挙句の果てにまた谷底に落ちて死ぬスナイパーさんのスピンオフなんぞではございませんw

先ほど挙げた戦士達の中でも、紅桜赤虎なんかは涙が止まらないレベルの感動を引っさげて銀牙の中で死んでしまうのですが、他の戦士達は「銀牙伝説WEED」にも登場します。もちろん銀も赤目も登場します。そしてこの作品で奥羽軍三代目総大将ウィード(銀の息子)となるのです。
先ほどの伝説レベルの戦士達も、息子が出てきたり、親同士は仲が良かったのに敵同志になってしまったり、でも最期は正義を貫いて死んで行ったり、と、超胸が熱くなる犬漫画の金字塔です。

正義、とか男気、友情、熱意、情熱、信頼、勇気、勝利、諦めない心、こんなキーワードの刺さる方が読むべき犬漫画でございます。

あまりにネタバレしてはいけませんので、是非読まれる時は「銀牙」→「ウィード」→「オリオン」→「赤目」の順で読みましょう。やはり一番面白いのは個人的には「銀牙」ですが、「ウィード」の法玄編とロシア軍編は「銀牙」を呼んでいるのであれば涙無しには読めませんのでご注意。


そしてこれはトリビアですが、実はこの漫画、銀牙伝説シリーズは、世界一ヘヴィメタルに寛容な国フィンランドで、日本で言うところのドラえもんレベルのメジャー漫画として大ヒットしているってご存知でしょうか( ´_ゝ`)流石フィンランド。

銀の盟友、ジョンが死ぬ名場面だけで(どこかは敢えて言いませんが)3時間程焼肉屋で友人と涙を浮かべながら飲んでいたあの頃を思い出しますなぁw

g-jump150-ninki

そして当時の人気投票です、何と銀を抜いて1位が赤目です。
そりゃスピンオフにもなりますわなw